謹啓

時下、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。また、平素は格別のご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、この度、日本医療マネジメント学会岩手県支部学術集会を2024年10月12日(土)に開催させて頂くこととなり、大変光栄に存じております。

少子高齢化を背景に、世の中で求められる医療ニーズが変わってきていますが、医療資源の少ない岩手県の病院最前線でも医学・医療の進歩とともに大きな変革を必要としています。

新型コロナウイルスパンデミックを契機にこの変革は加速度を増してきました。この変革期の人材育成と配置に関しては、各職種において高度医療に対応するスペシャリストが必要とされ、一方では複合疾患を持つ多くの高齢者に対しては総合力を持つジェネラリストが求められています。

このような状況、病院における医療マネジメントの悩みを鑑み、今回の学術集会のメインテーマは「ジェネラルとスペシャル」として、両者の折り合いをつけるヒントを見出すべく鋭意準備を進めております。また、シンポジウムにつきましても「ジェネラリストとスペシャリストの育成、配置の課題」として各医療機関、各職種における取組状況や課題、今後の展望などについて活発に議論を展開できればと考えます。さらに一般演題でも多くの皆様にご発表を頂き、有意義な学術集会になるようご支援頂ければと考えております。

会の開催は本来、参加費収入により運営されるべきところであり、運営にあたっては努めて経費を抑える所存ではありますが、皆様のご協力・ご支援をお願いせざるを得ないのが現状です。つきましては本学術集会の趣旨にご賛同いただき、充実した運営を図るためにも、格段のご配慮を賜りたくお願い申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展とご隆盛を心より祈念申し上げます。

謹白

令和6年3月吉日

第15回日本医療マネジメント学会岩手県支部学術集会

会長 宮田 剛

(岩手県立中央病院 病院長)


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